看板の歴史

【記事更新日時:2017-09-05 16:59:45】

今でこそ、日本では誰もが字を読めて当たり前ですが、かつてはそうではありませんでした。ですから、まだ識字率が低かった頃に作られた初期の看板には、店名も商品名も入っていないものでした。一般庶民の大半が文字の読めない時代では、看板に必要なのは文字ではなく売っている商品を簡単に図案化したものをかかげていたんだそうです。その歴史は古く、なんと奈良時代からあるのだとか。

文字を使われる看板は、鎌倉時代から現れはじめ、店の名前や商品名が記載されるようになったのは、室町時代のことです。武家社会となって、文字を読むのが一部の貴族だけのものではなく、武士たちの間では当たり前のこととして広まったからかもしれませんね。

看板が派手さを強調し、華美なものへと変化をしていくのは明治時代以降、西洋の文化が入ってきてからのことです。多彩な素材が使われるようになり、レトロなペンキ塗りの看板も、この時期から生まれています。

こうして考えると、看板はただの商品案内から広告へと進化していることがわかります。今では町中にあふれている店名を示す看板、広告の看板なども、長い歴史と共に進化してきた形なんです。

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車が看板になる?

【記事更新日時:2014-04-25 15:10:54】

今は、あまり見る機会が少なくなった看板車。

よく使われているのは、ミージシャンの人のライブなんかの宣伝トラックはけっこう今も頑張っていき残ってはいます。

他には、スポーツ団体などのイベントごとなど、非日常を宣伝するのに、車が使われることはあります。

昔は、トラックにデカデカと会社名や宣伝文句がのった車がけっこう走ってはいました。

どれだけの効果があったのかは、正直よくわかりません。

その仕事だったり、接点のあった人であれば変化はあったのではないかと思います。

最近は車やトラックにも看板を掲げないのが、一般的になってきています。

そんな中で、マグネットタイプの看板が人気があるそうです。

ペイントしてしまうと車を売るときなど、面倒なことが多かったのをマグネット式にすることで、ペイントを落とさずすむからコスト削減にもなります。

マグネットタイプであれば、何度も使いまわしがきくというメリットも持っていますしね。

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効果のあるおもしろ看板

【記事更新日時:2014-03-26 16:54:24】

インパクトの強いおもしろい看板は、集客力も見込め話題にもなります。

その一つとして有名なのが大阪のくいだおれ人形で、人形であり看板ではないのではと思いがちですが、話題性がありそしてお店や施設の物と定着をすると立派な看板として成り立つのです。

看板には色々な種類があり、インパクトの強いものもたくさんあります。

意図して製作したのか、無意識の産物なのか、インパクトの強いものはメッセージ性も強く感じられ、思わず吹き出してしまうようなお店の看板では、ラーメン屋さんの芸能人の名前をもじった「みのめんた。」という看板があったり、観光地でのおもしろい看板では、フレーズにユニークさを感じる「ゴミを投げるのはカンビンしてね。」などと、ダジャレのような看板まであります。

河川敷に設置されている面白い看板では、「女捨てても空き缶捨てるな。」と書かれており、目にした人が女性ならば躊躇するようにできています。

地方により警告をする為のおもしろい看板には、ダジャレや楽しいフレーズを使用し、やんわりと注意をするような傾向が見受けられます。

おもしろい看板には通常の看板よりも道行く人たちが二度見するような効果があり、おもしろさだけでなくよく見られるからこその安全・注意・PRの効果があります。

地方・自治体で使用される看板

【記事更新日時:2014-03-19 15:41:31】

地方や自治体には、路地や田畑等に設けて通行人や乗り物の乗客にPRしたり、誘導する為に用いられている野立て看板が多くあります。

素材はアルミやステンレス、木材やプラスチックなど様々ですが長い年月使用される事が多く、長持ちし、傷んでもすぐに取り換えられるものが多いです。

野立て看板の長所は、街ゆく人に認知されやすい視認性の高さで、商業施設などには非常に有効となっています。

また入り組んだ路地などでは、車や人を誘導する為に大変有効で、分かりづらい道でも問題点を補う事ができます。

高速道路などでは渋滞や、事故、気候による道路封鎖などの問題を、電光掲示板を使用する事により解消する事ができます。

自治体などでは、のぼりを使用する事が多く、不法投棄禁止や登下校の呼びかけといったような、地域住民にお知らせをする形の物が多く見受けられます。

どこの町にも必ずあるのが観光案内看板で、それぞれ地域により特徴がありますが、観光地に立ち寄った際には、現在地から目当ての施設や行きたい場所を把握できる道しるべとなります。

お店の看板の種類

【記事更新日時:2014-03-12 14:41:56】

看板の種類は様々あり、フラッグや垂れ幕、のぼりなどを始めとしアルミ・プラスチック・LEDを用いた電光の看板と用途も様々です。

飲食店やエステ、ネイルサロンや美容院にアパレル関係。

お客様に来店していただく為に欠かせないものが看板です。

飲食店・スナック、クラブ等では照明が入っており夜でも目立つLED看板が人気です。

大きく存在を主張するような病院・学校施設・ビルの共有看板等はパネル看板が多く見られます。

ケーキ屋さんやカフェ、喫茶店などの店外メニュー表にはスタンド型の看板やライティングボードが多く使用され、スーパーや量販店の屋上などに設置されている屋上看板は、建物の屋上に取り付ける為遠くからでも目立ち、目印の役割も果たします。

また個人経営のお店などで人気のある壁面看板は、建物の壁全体を使ってお店のPRができるので集客が見込めます。

デパートや短期のイベント、マンションの入居募集に使用されたりする横断幕も看板の一つで、取り付け専用の器具がある為イベント事が終了すると取り外す事ができ大変便利です。

また、バス・電車・不動産の営業から病院などと用途は様々ですが、営業車などの車体に会社名やPR等を掲載し、動く看板として人気のあるカーラッピングという看板もあります。

看板は商業施設の顔として大変重要な役割をになっています。

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